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６月　むくみ

「夕方になると足が太くなる」
「朝起きると顔がはれたようになる」
「足のすねあたりを押すとへこんだまま戻ってこない」
といったことがあれば、体がむくんでいるサインです。

デスクワークなどの「座りっぱなし」、立ち仕事をしている「立ちっぱなし」では、血液の循環が悪くなり、余分な水分や老廃物は静脈やリンパ管に回収されにくくなります。
そのため水分や老廃物が体内に溜まっていくため、むくみを引き起こします。

むくみは、体の中の水分が溜まってしまうことで起こるのですね。

むくみの予防

1. 過度な水分補給
   水分の摂りすぎは、むくみの原因ですが、
   必要以上に水分を取らないとリンパの老廃 物が濾過されずむくみを悪化させます。
   適度な水分補給は、むくみの解消の基本です。
2. 塩分は少なめで、カリウムを摂りましょう
   塩分の摂りすぎで体内にナトリウムが過剰になると余分な水分をためこんでむくみが生じます。ナトリウムを排出するカリウムを摂ると効果的です。カリウムは余分な塩分を尿として排出し、むくみ解消に働きます。インスタント食品の摂りすぎに注意！
3. クーラーのかけ過ぎに注意
   気温や湿度や上がると、汗を多くかきます。
   汗をかいたままクーラーにあたると体が冷え、血流が悪くなり、新陳代謝も悪くなりむくみやすくなります。
4. お風呂に入りましょう
   低めの温度のお風呂に入り血行をよくしましょう。
   クーラーなどで体が冷えると全身の血流が弱まり、特に下半身の血液が滞留しやすくなります。低めの温度のお風呂に浸かることで、血行が良くなり足のむくみ解消に効果的です。
5. 適度な運動
   運動不足もむくみの大きな原因です。
   体を動かさないと血行が悪くなり　特に足がむくみやすくなってきます。ウォーキング、散歩、階段の昇り降り、つま先をあげたり踵をあげる運動などがお薦めです。また、高いハイヒールは、ふくらはぎの筋肉が伸び縮みできず、むくみにつながります。

むくみ予防の栄養素と食べ物

カリウム

塩分排出　＝　アボカド、バナナ、ほうれん草

クエン酸

老廃物を分解、排出　＝グレープフルーツ、レモン

ビタミンE

体内のナトリウムを尿に排出＝モロヘイヤ、アボカド、プルーン

サポニン(お茶等の苦味)

体内の水分量を調節＝きゅうり、ごぼう、小豆

ビタミンB6

ホルモンバランスを整え生理前のむくみを抑制＝まぐろ、かつお、大豆

むくみを引き起こしやすい食べ物

梅干し、ラーメン、漬け物、魚の練り製品、ハムなどの加工品です。
塩分の多い食品を摂ることで、脳が体の塩分濃度を下げようと水分を取り込み、むくみに なってしまいます。


梅雨から夏にかけて高温多湿のこれからの季節は、体内に水分を溜めやすい季節です。
また、クーラーで体を冷やすとむくみやすいので、利尿作用の高い食べ物を積極的に摂り、
体内に溜まった余分な水分を排出して、むくみの予防をしましょう。

ただし、いつまでもむくみが取れない、むくみがひどくなるといった状態であれば
何らかの病気のサインかもしれません。

心臓、肝臓、腎臓、甲状腺などに異常がある場合もむくみとなって現れるので、いつもと違うと感じたら、医師の診察を受けて下さい。

そら豆と牛肉の和え物のレシピ

食生活アドバイザーより

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