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９月　高齢者の栄養失調について

最近、高齢者の７０歳以上の４人に１人が栄養不足つまり栄養失調だそうです。
ビックリですねえ～！！！

高齢になってからの栄養不足は、老化がますます進み、認知症になる可能性が高く、
寝たきりになったり、寿命を縮める危険性も高くなります。


調査では、７０歳を過ぎてから食事の量が減ったという人が76％に達し、食事において粗食を心がけている人が44％もいるそうです。また　高齢者はメタボを気にしてコレステロール値が高くならないように、肉や卵をあまり食べないという人が多いそうです。

そのため必要なタンパク質不足が目立ち、低栄養に陥るのです。
また、３食きちんと食べていても消化、吸収力が弱っているため、若い人と同じように
筋肉、血管、血液を効率よく作れません。

成人男子１日当たりの必要なタンパク質は５４gですが、高齢者は若い人より多く摂取することが大切なので60ｇ必要です。

栄養失調のサイン

• 半年のあいだに2～3㎏体重が減る
• だんだん歩く速度が遅くなってきた（横断歩道を青信号で渡りきれない）、
  ペットボトルを開けにくくなってきた　⇒筋肉の低下
• BMIで１８．５未満はやせ過ぎ
  BMI＝ 体重kg ÷ (身長m)の2乗　 （大人の適正体重は BMI＝22）
• 血液検査で血清アルブミン数値が3.8ｇ/ｄｌ以下（栄養状態の指標）

など注意してみてください。

また、太っていても低栄養の人はいます。見た目、体格が良くても脂質や糖質ばかり取って、タンパク質の栄養が不足していれば、低栄養です。若い人も　ストレスによる拒食症、ダイエットによる偏った食事、カップ麺やおにぎりだけの食事では要注意です。

栄養状態の指標となるアルブミンについて

アルブミン値が低い人たちは、そうでない人たちより生存率が低く、認知機能の低下を引き起こすリスクが２倍、脳卒中、心臓病のリスクが２．５倍になっているそうです。

アルブミンは、肉や魚などのタンパク質をもとに体内で作られるもので、筋肉や血管、免疫細胞などの機能に不可欠な成分です。
魚や大豆でもタンパク質は摂れますが、肉は鉄分、脂肪などほかの栄養も一緒に摂れるうえ必要なタンパク質を効率的に摂取できます。

栄養バランスを考えた食事と運動

バランスのとれた食事からしっかりタンパク質を摂って、あとは運動です。
運動で筋肉量を減らさないことが大切です。そして、家から外に出て社会とのつながりを持ち、元気に過ごしましょう。

蒸し鶏の梅ごま風味サラダ

蒸し鶏は高たんぱくで低カロリー
さらに、今注目の「イミダペプチド」を含んでいます。
これは、体内の活性酸素を抑える働きや、非常に高い疲労回復効果があるといわれています。

夏の疲れがたまった体にはもってこい、梅とごまの風味でさっぱりと食べやすくなっています。

【食材】（２人分）
◇鶏胸肉　　　　200g
◇きゅうり　　　1/2本
◇にんじん　　　1/2本
◇レタス　　　　３枚
◇パプリカ　　　 1/4個

【たれ】
梅干（もしくは練り梅）　3個（小さじ1）
はちみつ　　　　　　　　小さじ1/2
レモン汁　　　　　　　　小さじ1
ごま油　　　　　　　　　小さじ1
ごま　　　　　　　　　　小さじ1/2

1. お野菜は洗って千切りにしてぬらしたキッチンペーパーをかぶせて冷蔵庫で冷やします(お野菜をシャキッとさせるため）
   
2. リードキッチンペーパーを水にぬらして鶏肉を包み、電子レンジで2分くらい加熱します（様子をみながら）
   
3. ボールに【たれ】の材料を混ぜておきます
   
4. ３に2の蒸し鶏を入れて和え、いったん取り出して、そのボールにお野菜を入れてトッシングして更に盛り、鶏をその上に乗せます

お野菜は冷やしてしゃきっとさせておくと食感が良くなります。
鶏肉は蒸しすぎると硬くなるのでご注意を！

食生活アドバイザーより

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